坂田圭史
sakataface

「東京大学制作展ってなんの展覧会なの?」そんなことをよく聞かれます。「東京大学制作展は メディアアートの展覧会です」ともちろん答えるのですが、いまひとつピンとこない。”メディア アートとは何か”、これは私たちにとっても大きな問いです。ただ、ひとつだけ確かなことは、 メディアアートは、なにかをつなぐものだということ。技術と表現、人とモノ、人と人、メディア アートはこれまでも様々なものの間に存在してきたように思います。ここ東京大学大学院 情報学環・ 学際情報学府には様々なバックグラウンドを持つ多くの人が集まります。様々な研究分野をひとつの 環としてつなぎ、メディアアートに対するひとつの解釈を紡ぎ上げるプロセス、それが“東京大学制作展 iii Exhibition”です。
今回の”iii Exhibition12”のコンセプトは”BRIDGE”。さまざまな専門領域間の”つながり”の上に表現された 作品の数々をお楽しみください。その中でこの東京大学制作展が、東京大学と皆様の間の架け橋となる ことができれば幸いです。

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