ごあいさつ
苗村 健
東京大学大学院 情報学環/情報理工学系研究科 教授
赤川 智洋
東京大学大学院 情報学環 非常勤特任研究員
小松 宏誠
東京大学大学院 情報学環 非常勤講師

東京大学大学院情報学環・学際情報学府では、学生たちが自らの研究的な関心をもとに表現活動に挑戦する学際的実践の場として「東京大学制作展」を開催してきました。表現活動と研究活動の両立は、同大学院が2000年に設立された当初からの大きなテーマです。表現活動としては新たなキャンバスそのものから創出するような試みを、研究活動としては机上の空論に終わらない社会に開かれた研究スタイルとしての制作展示に取り組んでいきたいと考えています。

今年度は、我々の身体の限界を超えた未来を描き出したいという意気込みから、「グッバイ・マイ・ボディ」というテーマで7月の制作展(エクストラ)を開催しました。そこでの経験やフィードバックを活かし、今回の第17回東京大学制作展のテーマは「わたしエクステンション」に決まりました。

まだ粗削りではありますが、可能性を秘めた原石たちの取り組みをご覧ください。みなさまのご来場を教職員、学生一同、心よりお待ちしております。


村田 遥人
東京大学大学院学際情報学府 河口研究室 修士課程1年
片山 健
東京大学大学院学際情報学府 稲葉・岡田研究室 修士課程1年

今年度は例年以上に様々な研究領域から個性的な作家が参加しています。 東京大学制作展では作家である学生が作品の制作はもちろん、展覧会の企画や運営も行うため作家同士の交流が自然に生まれます。 そして、このような経験は私たちにとって作品制作と同じくらい貴重だと考えています。 運営と作品制作との両立は困難なこともありましたが、4月からの約半年間、この展覧会に向けて準備を行ってきました。

作家一同、ここでしか見られない作品と共に皆様のご来場をお待ちしております。(村田)


「グッバイ・マイ・ボディ」と題した制作展EXTRAを経て、今回の制作展を通じて表現すべきテーマについて考えた結果、「わたしエクステンション」という言葉を得ました。

このテーマは作品の方向性を絞るためのものではなく、専門や興味の異なる作家たちによる多様な解釈を生み、表現に繋ぐためのきっかけと考えています。

テクノロジーによる「わたし」の変化を「お別れ」ではなく「拡張」と捉え直したとき、どのような作品が生まれるのか。ぜひご体感ください。(片山)

メンバー

教員・スタッフ

苗村 健
水越 伸
荒川 忠一
赤川 智洋
小松 宏誠

プロデューサー

村田 遥人

ディレクター

片山 健

作家リーダー

伏見 遼平
三輪 桃子

会場

金子 和正
大澤 壮平
小島 邦生
榊原 佑太

会計

梶田 創

デザイン

日下部 佑理
篠田 ミル
杉山 昂平
對馬 樹
中山 桃歌
堀 智貴
松原 史奈
武藤 将生

記録

野元 彰
竹内 邦宇

広報

浅井 一輝
池田 昂平
岩崎 翔
小川 奈美
白田 充