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『fluctuate orb』 - 小山 翔一

作品概要

 あらゆる物理現象は、決定論的なシステムを内部に含み、しばしば予測不可能な『ゆらぎ』をみせる。この自律性をもった複雑な『ゆらぎ』の構造をもつ自然現象は、しばしば人間にその美しさを感じさせる。この作品では、球体に触れることによって光と音の『ゆらぎ』を自発的に発生させ、その美しさが感じられることを目指した。

作家紹介

小山 翔一 (こやま しょういち)



2007年 東京大学工学部計数工学科卒業
2007年- 同大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻 第3研究室所属

音に興味を持ち、現在センシングの側面から研究を行っている。大学での研究の傍ら、音を用いた表現を追及している。